2011-01-01から1年間の記事一覧

平野政吉と藤田嗣治の出会い … 美術館建設の夢

明治28年(1895年)、秋田市の江戸時代 から続く米穀商の家に生まれた平野政吉は、若い頃、我が国航空界の黎明期に飛行機の操縦に没頭、操縦中に東京湾に墜落し、九死に一生を得るなど、破天荒な人物であったことが知られているが、経済的に恵まれ、十代の頃…

藤田嗣治「秋田の行事」と平野政吉美術館は一体の文化遺産

1937年(昭和12年)、秋田の平野政吉の米蔵で藤田嗣治が描いた大壁画「秋田の行事」。この大壁画は平野政吉と藤田嗣治が構想した美術館の壁を飾る壁画として制作された。平野政吉は美術館構想を実現するために、翌1938年(昭和13年)に美術館建設に着手した…